電気料金3倍へ。毎年 約360億円の損失分を政府が負担している状況を改善するため。

【社会】ヤンゴン管区電気料金値上げ、4月から約3倍に

(2017年3月6日 第597号)
 ヤンゴン管区で、4月1日から電気料金を現在の約3倍である1キロワット時(kWh)あたり 130~135 チャット(=約 104~108 円)に値上げする方向であることを同管区政府が発表した。
 ダゴン郡区のチョーゼーヤー議員は「電力供給の安定性を維持するために値上げは必要である。電気料金の値上げについては3月 20 日に開かれるヤンゴン管区議会で議題として話し合われる予定であるが、市民の声も意見としてしっかり取り入れていかなければならない」と述べた。
 現在ヤンゴン管区では電力生産費用が1kWh あたり平均 77 チャット、電気料金が 54 チャットとなっており、約 23 チャットの損失が出る状態が続いている。この損失分をミャンマー連邦政府が負担し、その金額は約 4,500 億チャット(=約 360 億円)にのぼっているという。そのため以前から電気料金の値上げをするべきという声が上がっていた。
 テインセイン政権時の 2013 年にも、ヤンゴン管区の電気料金の値上げが計画されていたが市民の反対で中止になっている。
(3月3日発行/7Day Daily 上の記事を再編集)

【編集部所感】

 4月から電気料金値上げの方向。しかも、約3倍になる見通しとのこと。現在の電力生産費用と電気料金の関係を見ると、損失を政府が負担している状況とのこと。その合計金額は 約360億円に達し、2016年の国家予算がおよそ1兆4,000万円ほどの計算で、国家予算の2.5%を占める。
 国民の負担は増えるが、電気料金を値上げすることで、収支バランスが改善され、長い目で電力分野への投資が進み、電力供給が安定的になっていけばいいとは思う。今回も、市民の反対が生じるのだろうか。
 
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