ミャンマーの縫製業は、大ダメージを逃れたか?H&Mは、撤退せず

【経済】H&M 社のミャンマーでの縫製産業停止せず

(2017年5月17日 第627号)

2年間でミャンマーでの縫製産業を約3倍に増加させたスウェーデンのアパレル大手ヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)は、3月にミャンマーの委託先工場で発生した労働紛争により、委託業務を一時停止した。当事件をきっかけに、ミャンマーの H&M 社向けの工場は生産中止になるのではと不安が出ていた。

 ミャンマー繊維産業協会(MGMA)のミィンソー会長は「H&M 社の縫製産は停止しない。それについて、H&M 社からの発表はまだない」と話した。H&M 社は 1947 年に設立され、2016 年に利益額約 20 億米ドル(=約 2,270 億円)取得できた。ミャンマーでは、2015 年から縫製産委託を行い、毎年増加している。ミャンマーの縫製産量は、2016 年に 22 億米ドル(=約 2,490 億円)まで輸出でき、今年はそれ以上の輸出が見込まれている。
(5月 14 日発行/7Day Daily 上の記事を再編集)

 

【編集部所感】

 H&Mは、ミャンマーでも縫製の委託を行なっている。2016年において、その合計金額は、2,500億円近い金額にのぼるそうだ。それが、現在一時的に停止している、という。ミャンマーの隣には、縫製大国・バングラデシュがある。下手をすれば、そちらに丸ごと、持っていかれる可能性も否定できない。世界的な規模の大企業からのオーダー停止は、国家的にもダメージは大きい。
労働紛争とあれば、コントロールも難しく、仕方ない面もあるが、国家としてもうまく管理をしていき、国家としての信用を積み上げていくことも大切だ。今回は「操業停止せず」との報道だが、大きな産業となる可能性を秘めた縫製業だけに、今後の展開からも目が離せない。

 

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