ミャンマーで初めてタクシー配車サービスを提供した、機密情報の取り扱いに関してハローキャブスがグラブを訴える

【社会】配車サービスのハロー・キャブス、競争法違反でグラブを訴 える

(2017年12月19日 第719号)

オンライン配車サービスを提供するハロー・キャブスは、同サービスを提供するシンガポールの大 手グラブを競争法に違反するとして訴えていることが明らかになった。
ハロー・キャブスとグラブは昨年9月に事業協力のために協議を行い、ハロー・キャブス側は事業計画などの機密情報をグラブ側に提供したという。しかしその後協議は難航し、情報の返却を求めたが グラブ側からの返信が得られなかったという。その後グラブはヤンゴンでの配車アプリサービスを開始し、守秘合意が守られていないとしている。
グラブ側は「訴えには決定的な証拠はなく、問題解決に向けて関係者間での話し合いが行われている。グラブは事業展開している国の市場に合わせて運営しており、競争法には違反していない」と している。
ハロー・キャブスはこの件でヤンゴンの警察署に訴状を提出したという。
(12 月 14 日発行/7Day Daily 上の記事を再編集)

【編集部所感】

ミャンマーにおいて、グラブとハローキャブスが対立中だ。記事によれば、事業協力を目的とした協議の中で、事業計画などの機密情報を提供した、とのこと。
結果的に協議はうまくいかず、グラブは2017年4月頃から単独での事業を本格化している。その後、ウーバーも市場に参入し、世界各国における経験も豊富で、高い技術力を持ち、資金もある、外資2社(グラブ・ウーバー)がプロモーション合戦を繰り広げながら、圧倒的なシェアを握る。その一方でハローキャブスは、外資がやってくる前から事業展開をはじめ、シェアを広げたように見えたが、オペレーションやシステムの弱さなどもあり、後塵を拝している。
利用者の身からすれば、グラブ・ウーバーのプロモーション合戦で、タクシーが安く利用でき、サービス向上にも繋がっているようには思う。台数・オペレーション、いずれにおいても外資2社に軍配が上がる。
その背景に、この “機密情報” がどれほど影響力があるのか、はわからないが、グラブにとっては、単独では知り得なかった貴重な情報が含まれていたことは間違いないだろう。
競争法違反で訴状を提出済、とはいうが、、、裁判所や法律の力がそれほど強いわけではないミャンマー。今後の展開にも注目したい。資金力でいえば、圧倒的にグラブが強い。
仮に、幾らかの損害賠償の支払い、となるならば、その金額は幾らくらいになるのか、、、いずれにせよ、注目し続けたいニュースだ。

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