Grab独占状態のミャンマータクシー業界で、4月1日からメータータクシーサービスが開始予定。

【交通】外資系配車サービスに対抗し、キロタクシーグループを設立

(2018年3月21日 第755号)

運転手 55 人は、外資系タクシー配車サービスに対抗するため運賃をキロ走行で決めるキロタクシ ーグループ(Kilo Taxi Group)を3月 11 に設立した。同グループは4月1日にサービスを開始すると いう。しかし、同グループはまだ会社として登録されておらず、現在は参入する者を呼び掛けている 状況。
同サービスでは、初乗り運賃は 1,300 チャット(=約 102 円)で、それから走行距離1キロ当たり 300 チャット(=約 23.5 円)が加えられる仕組みである。
2017 年に、アメリカの「Uber」とシンガポールの「Grab Taxi」がミャンマーへ進出。ミャンマー企業で は「Hello Cab」 と「Oway Ride」がタクシー配車サービスを行っている。
「Hello Cab」は、初乗りの3キロ走行また 10 分で 2,000 チャット(=約 156 円)、それから走行距離3 キロ~6キロ以内は 400 チャット(=約 31 円)と乗車時間1分当たりの 30 チャット(=約2円)が加えら れる。「Oway Ride」は、初乗りの2キロ走行運賃は 1,500 チャット(=約 117 円)、それから 1 キロ走行 当たり 300 チャット(=約 23 円)加えられる。「Uber」と「Grab Taxi」では、乗車前に運賃が算出される。
(3月 17 日発行/7Day Daily 上の記事を再編集)

【編集部所感】

GrabがUBERの東南アジア事業を買収する、との情報が流れる中で、ヤンゴンでは、新たな タクシー関連事業が開始される。他国では、既に当たり前に根付いている メータータクシーサービスだ。
これまでヤンゴンでは、メータータクシーがなく、交渉制で料金を決める必要があり、配車アプリは、その代わりの機能を担ったようなところもある。
当記事内に記載がある、Hello Cabs と Oway Rideも配車サービス事業を展開しているものの、GrabとUBERが圧倒的な資金力と、他国でのノウハウを武器に、一気に市場を席巻した感はある。そして、GrabがUBERの事業を買収となれば、Grab一強体制となり、独占状態となることが目に見える。
そのタイミングを見計らったように、4月1日から メータータクシーサービス がはじまるという。料金は、Grabに比べて 初乗り料金も安く設定される見通しだ。
消費者・ドライバー共に、交渉の面倒臭さを省く事ができる、プロモーションがある等、Grabを利用するメリットも大きく、市場を見れば、Grab一強ではある。一方で、売上の15%をGrabに納める必要があるなど、手元に残る資金は決して多くない、と嘆くドライバーも多く離脱する人もいる、と聞く。
とはいえ、非常に不利な展開の中から、メータータクシーサービスが、いかに品質を揃えながら、市場に受け容れられていくのか、ある意味では見所である。

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