ミャンマーの最低賃金、33%増加の4,800チャット(約381円)で決定。投資判断に影響か。

【労働】最低賃金決定-4,800 チャットに

(2018年3月9日 第750号)

 

最低賃金は、昨年末に設定された暫定賃金 4,800 チャット(=約 381 円)のまま決定された と労働・入国管理・人口省テインスエ大臣が発表した。対象は、従業員 15 人以上の民間企業と規定していたが、10 人以上と決定された。
3月5日に、ネピドーの同省宿舎内で国家最低賃金設定委員会の第5回協議会が行われ決定された。
同大臣は「委員会は、時給 600 チャット(=約 48 円)1日8時間労働として日給を 4,800 チャットと決定した。一部の経営者からは異議の申し立てがあったが、ほとんどの経営者と労働者から賛同を得られた。廃業やリストラなどの懸念事項に関してこれからも様子を見続けていく」と話した。
労働者代表ノーアウン氏は「政府が経営者たちに投資や環境の整備をすることや競争力向上のために多くのことを約束した。経営者は政府の動きを注視するべきだ」と話した。
(3月6日発行/The Daily Eleven 上の記事を再編集)

【編集部所感】

最低賃金が4,800チャット(約381円)に決定したとの報道。10人以上の従業員を抱える民間企業には適用となる。時給でいえば600チャットになる。上昇率で見れば、現在の 3,600チャット(2015年9月1日より適用)から4,800チャットへは、33%の増加となる。
多くの従業員を抱える工場からすれば、今回の最低賃金上昇が与える影響は大きい。ある程度の賃金上昇は予測しながら計画を立てているとは思うが、33%の人件費上昇はランニングコスト的にも大きく、経営に与える影響は大きい。
具体的な適用開始時期については言及されていないが、今回の決定は、ミャンマーにこれから投資をしようと考える企業の判断にも影響を与えるだろう。
労働者の最低賃金が、月100ドルを超えることになるため、新卒初任給等に与える影響も多少なりともあるかもしれない。その辺りも含めて、変化を見張り続けておきたいところだ。

 

参考記事 http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/6/03/2018/id-12901

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