政府プロジェクトの建設事業において、ずさんな管理体制が発覚。罰則規定がなく、工事遅延も横行。見直しのきっかけになるか。

【経済】教育省の建設事業、未完了多数-ずさんな管理体制が明らかに

(2018年8月15日 第816号)

予算委員会が発表した報告書によって、教育省の 2017 年度予算の建設事業においてずさんな管理体制が明らかになった。
報告書によると、現場にエンジニアがいない状況や数量明細書・詳細設計図・事業計画などを作成していない状況が明らかになった。工事が未完了になった場合の罰則規定はなく、施工業者の責任範囲や支払いに関する規定も拘束力がないため、工事完了時の品質確認が不十分になるという。また、工事や資材の品質を意図的に下げている場合の罰則規定もない。
また係争に際しては裁判所の判断を仰ぐことになっているが、省庁側担当者に訴訟を起こすだけの技能がないとも指摘している。
教育省の 2017 年度予算では 2,580 件の建設事業が許可を受けており、建設省へ事業を委託して実行しているが、2018 年3月 31 日までに完工した事業は 622 件のみだという。
(8月 13 日発行/Weekly Eleven 上の記事を再編集)

【編集部所感】

教育省の事業に関する報道ではあるが、政府関連プロジェクト全体にいえる課題のように感じる。
それにしても、この報道だけを見ると、ずさんな管理体制が明らかになった、のはもちろんながら、それ以上に、これまでの設計において、あまりにも問題が大きかったように感じる。
罰則規定が設けられておらず、受託したもの勝ちで手抜き工事だらけ、になってもおかしくないような状況だ。建物の構造検査まではじめたら、それこそ、さらに恐ろしい結果が浮かび上がってきそうだ。
このタイミングで、こうした管理体制に関する情報が出てきたのは、とても興味深いところ。ある意味では、現政権の成果ともいえそうだ。教育省だけでなく、各省庁において、この手の問題が、ボロボロと出てくる予感もする。
真っ当な仕事をする企業が評価される仕組みが整っていくきっかけとなることに期待したい。

=
ミャンマー現地より、最新情報を週3回(月300本)配信。

配信本数No.1 の ミャンマーエクスプレス1週間無料購読は下記より
http://myanmar-express.com/trial/

【配信元】
日本語・英語・ミャンマー語翻訳のプロフェッショナル
ココライズ・ジャパン/KOKORIZE Myanmar
http://kokorize.com/
翻訳の依頼もお受けしております!