三菱商事が2020年総合病院開設に向け病院運営会社を設立。将来の事業拡大を狙う。

【経済】三菱商事、病院運営会社を設立

(2017年3月31日 第608号)

三菱商事が、ミャンマーで2つの総合病院を経営するイー・シン・ホールディングス及びミャンマー で幅広く事業展開を行っているキャピタル・ダイアモンド・スター・グループとの合弁により病院運営 会社を設立することが 28 日、日経新聞で報じられた。
2020 年にヤンゴンで総合病院を開設予定で、9,000 万ドル(=約 100 億 1,900 万円)を投じる。高度医療を提供できるよう、日本の医師も招致するという。
三菱商事が 30%出資し、キャピタル・ダイアモンド・スター・グループは病院建設、イー・シン・ホー ルディングスは病院関連事業を担当する。ヤンゴン市内でコンドミニアム・ショッピングセンターなどの総合開発を進めている「キャピタル・シテ ィ地区」に 300 床規模の病院を新設予定で、1日に 1,000 人の患者を診察できるという。
月収 50 万チャット(=約4万円)以上の市民が急速に増加しており、2020 年には 100 万人に上ると 推測されているため、同事業のさらなる拡大が見込まれている。
(3月 29 日発行/The Daily Eleven 上の記事を再編集)

【編集部所管】

三菱商事が、病院運営会社を設立し、2020年には総合病院を開設予定とのこと。キャピタル・ダイアモンド・スター・グループとは、あらゆる場面で一緒に事業を展開しているが、今度は、病院事業とのこと。100億円が投資される予定とのことだ。確かに、ミャンマーでは給料水準が徐々に上昇しており、中間層の人数が増えていくことは間違いないだろう。
政府の方針としても、海外にいるミャンマー人を国内に呼び戻すことも含めて対策を講じている。海外で働く人が戻ってくるためには、国内の所得水準の上昇も必要になるだろう。
現在、大きな病気になった場合、外国人や富裕層は海外での治療を選択している状況だ。タイやシンガポール等での治療を選択する人が多く、そうした手配を行うサービスもある。衛生環境、設備、施設、技術等を考えても、国内での治療はあまりおすすめできないのが現状だ。2020年とかなり先ではあるが、安心でき、高度な医療を提供する病院が誕生すれば、ニーズが顕在化するのではないだろうか。
一方で、ミャンマーの医療には課題も残る。医師は公務員であり給料が低いため、医学部を卒業した優秀な学生は医師の道を選ばず、MR等の高給な職業に就いているが現状だ。またヤンゴンでは医療が受けられても、地方に行き届かない事情もある。こうした国の制度面も改革がなされ、ミャンマーの医療の底上げがなされることにも期待したい。

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