通信インフラが桁違いに進歩。ミャンマー最大の通信会社 MPTが4Gサービスの提供を開始。
【通信】MPT 社は4Gサービスを開始
(2017年6月2日 第634号)
MPT 社は5月 30 日から4G サービスをヤンゴン、マンダレー、ネピドーで開始した。以前は、ネピドーのスーパー2か所、ヤンゴン国際空港、ヤンゴンのスーパー3か所だけ使用可能だった。
現在は 1800MHz による4G サービスであるが、将来的には周波数を変更する予定があるという。モバイルインターネットの速度を調査する Ookla 調査グループによると、現在の MPT 社のダウンロード速度は 7.4Mbps(3G)程度だという。
4G サービスを使用する場合、2016 年より以前に買った SIM カードは交換する必要がある。現在、販売されている SIM カードは4G サービスが使用可能。インターネットの使用料金は以前と同じである。
(5月 30 日発行/7Day Daily 上の記事を再編集)
【編集部所感】
ミャンマー進出を検討する際に、よく課題として挙げられるのが「インフラ」だ。交通インフラをはじめとして、様々な分野において、日本はもちろん、近隣諸国にも大きな差が付けられている。 そんな中、通信インフラに関する大きなニュースが流れた。ミャンマーで最多 4,000万を超える契約者を持つ通信会社 MPT社がヤンゴン市内をはじめ、4Gサービスの展開をはじめた。私も実際に計測したところ、これまで1Mbpsを切るスピードだったが、場所や時間帯によって、早い時では 30Mbpsを上回り、言葉通り 桁違いの数値を計測した。
多くのミャンマー在住日本人が、そのスピードの変化に驚き、facebookに投稿していた。
通信インフラが整えば、また様々なビジネスの可能性も拡がる。IT系にとっては、大きな変化のポイントになるだろう。
今後の成長に期待が高まる。
=