ミャンマー国内で自動車製造。日・米自動車メーカーは既に着手しているが。

【経済】自動車の国内製造に向け準備

(2017年7月26日 第657号)

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運輸通信省のチョーミョー副大臣は、来年から国内で自動車を製造できるよう準備中であることを 明らかにした。
現在、政府は輸入した自動車の部品を国内で組み立てるセミ・ノックダウン(SKD)方式を許可している。今後は国内で自動車製造する企業についてもサポートしていくという。
ティラワ経済特別区に、自動車製造のための場所が設置されており、東南アジアで有名な自動車メーカーが誘致されている。現在、日本車の国内製造については協議中だという。ヤンゴン管区モービー郡区に建設中の韓国の工業団地にも、自動車製造工場が設置される。
5月 20 日に開催された副大統領と企業経営者の会談において、工業省のキンマウンチョー連邦大臣は国内でバスを製造すると発表した。ヤンゴン市の路線バス YBS に必要なバス車両を提供できるよう、国内でのバス製造を目指すという。また、自動車輸入関連管理委員会の会議では、経済貿易省のタンミン連邦大臣が自動車輸入より国内製造を優先すべきと主張した。
(7月 23 日発行/7Day Daily 上の記事を再編集)

【編集部所感】

来年からミャンマー国内で、自動車製造をする準備中とのニュース。
アメリカの大手自動車メーカー、フォード社は6月末に国外から部品を輸入し、ヤンゴンで組み立てを行う方式での工場を稼働したばかり。その運営は、フォード車の生産販売許可を得た Capital Automotive社が行う。
ティラワ経済特区の自動車製造工場はスズキ社のことを指すと思われる。他にも、自動車製造でいえば、日産もタンチョンモーターがライセンスを保有するカタチで、現地での生産体制の構築に入っている。
大きな流れでは、ミャンマーに自動車産業は増えつつある。ミャンマーの国としては、自動車製造業を招き入れることで、裾野産業の進出が進み、工業国となっていくことを狙っている。
しかし、実態としては、停電も多いなど、インフラ面に大きな課題が残る。またすぐ隣には、自動車産業を中心に、多くの日系企業が進出するタイがある。タイから生産地をミャンマーに移す大きなメリットがなければ、進出は進まないだろう。
ASEANの西の玄関口としての、地政学的なメリットは確かにある。人件費も他国に比べれば、今のところは安い。工業国へとシフトしていこうとする、今後の動きからも目が離せない。

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