一帯一路計画の一部となる、ミャンマー・中国経済回廊に合意・署名。中国・昆明〜ミャンマー・ヤンゴンまで。

【経済】北京でミャンマー・中国経済回廊二カ国合意に署名

(2018年2月14日 第741号)

2月6日、北京でミャンマー・中国経済回廊構築に関する政府間合意への署名が行われた。2月3 日から7日にかけて中国の北京で同計画と関連会議が開かれ、ミャンマー側からはチョーウィン計画財務大臣やトップ企業経営者らが参加した。
同計画には、中国の昆明からミャンマーのマンダレーを経由し、ヤンゴンまで至る道路の建設が含まれている。現在、国境貿易によって、中国へ1日あたり約 1,100 万米ドル(=約 12 億円)の貨物を輸出しており、同計画によって中国への輸送コスト削減が期待できる。
中国が主導する一帯一路計画の一部であるミャンマー・中国経済回廊を実現するため、中国の王毅外交部長は昨年 11 月 19 日に開かれた共同記者会見でアウンサンスーチー国家顧問と意見交換を行っている。
一部の事業主は、ラカイン州問題によって EU 等の西洋諸国からの投資が減少している状況において、近隣国である中国からの投資が増加することは喜ばしいことだと述べた。また一部の経済学者によると、ラカイン問題によって EU が投資保護合意締結を先延ばしにしている現在、中国との結びつきが強まることは当然だという。
2017 年度にミャンマーへ行われた外国投資のうち、中国からの投資は 12 億ドル(=約 1,300 億円) と2番目に多い。中国は、以前は天然資源採掘に多く投資していたが、現在は縫製業などの分野に投資を行っている。
(2月9日発行/7Day Daily 上の記事を再編集)

【編集部所感】

ミャンマー・中国経済回廊の構築に関して、合意・署名が行われたとの報道。中国の昆明からマンダレーを経由して、ヤンゴンに至る ミャンマーの主要道路の建設も、同プロジェクト内に含まれている。つまりは、ミャンマーの主要道路が中国の手によって建設されることとなり、その道は直接、中国まで繋がる事になるわけだ。
中国にとっては、この経済回廊実現による輸送コスト削減効果や、ミャンマーとの関係構築を狙っている。米国やEUは、ロヒンギャ問題と呼ばれる、人権問題を理由として、ミャンマーへの投資を控えている状況にある。
そんな中で、中国は以前と変わらず、積極的に投資を進める。ミャンマーへの外国投資のうち、中国は2番目に多い 約1,300億円を投資している。
中国とは陸で国境を接している事もあり、その影響は色濃い。とりわけ、国境に近いエリアであればあるほど、その影響を強く受けている。一帯一路計画の行方とミャンマーと中国の関係がどうなっていくのだろうか。

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