ヤンゴン市内の交通渋滞緩和対策。バス路線見直し、タクシーへの対策などに続くのはスマートパーキング。

【交通】渋滞緩和に向け、スマートパーキング導入を検討

(2018年12月7日 第863号)

運輸・通信省のチョーミョー副大臣は、ヤンゴン市内の交通渋滞緩和に向けてスマートパーキング の導入を検討していることを明らかにした。
同副大臣は 11 月 30 日の人民代表院議会で渋滞緩和および駐車場確保に対する施策に関して 質問され、「駐車場不足解消のため、道路を拡張して停車するスペースを設けるほか、民間企業と協 力してスマートパーキング事業を計画している。建物を建てる際にも十分な駐車スペースを設けるよ う対策を進めている」と回答した。
同議会で、10 万人のヤンゴン市民が渋滞に巻き込まれた場合の経済損失は1時間あたり 6,000 万 チャット(=約 438 万円)という試算結果が発表され、時間・労力の損失と物流コストの 15〜20%上昇 に関する指摘があった。これに対して同副大臣は、2011 年9月の車両輸入規制緩和後に車両登録 台数が急激に増加し、2018 年 10 月末時点で全国に約 106 万台、ヤンゴン市に約 53 万台が登録さ れていると説明した。また長期的な対策として、公共交通機関を整備して自家用車の利用を減らす 施策も進める考えを明らかにした。
(12 月4日発行/The Daily Eleven 上の記事を再編集)

【編集部所感】

ヤンゴン市内の交通渋滞緩和に向けた対策がさらに一段進もうとしている。以前から、交通渋滞の緩和に向けた話題は何度も登場している。市内バスの運営や路線の見直し、タクシー運営の効率化などの動きは渋滞緩和のための取組。
以前は、バスに乗せたお客様の数に応じて歩合制でバスが動いていた。そのため、少しでも多くのお客さんを乗せようと長時間バス停に停車するバスが渋滞の原因にもなっていた。またバス停でない場所で停まってお客さんを乗せたり、降ろしたりといった光景もよく見られた。そうした渋滞の原因を排除する目的で、バスの運営・路線ともに見直された。
タクシーのついても同様で、交渉で路肩に停まるタクシーを減らそう、と配車アプリを提供する会社を管区政府が呼び込だ。以前に比べれば、道端で料金交渉をしているタクシーの数は減ったように思う。
そもそも中古車規制を強化することで、ヤンゴン市内を走る車の台数を制限したり、故障車を減らすべく古い自動車は入れ替えを進めるなどの動きも奏功しているように思う。以前は立ち往生している車をよく見かけたが今は滅多に見かけない。
この記事にもある通り、渋滞による経済損失は大きい。記事によれば、1時間で約 438万円にも及ぶわけだ。渋滞緩和に向けて政府が動き出すのはいいことだ。バンコクやジャカルタのようにならないよう、効果を期待したい。

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