ミャンマー国営事業9件の赤字が おおよそ179億円に達する見込み。国鉄や配電事業などで。

【経済】国営事業9件、2,600 億チャットの損失か

(2019年8月28日 第973号)

国民会計合同委員会は、2019 年度に国営事業 31 件のうち9件で損失を計上し、損失計上額が 2,600 億チャット(=約 179 億円)にのぼる見込みであることを明らかにした。損失計上が見込まれる のは運輸・通信省、電力・エネルギー省、工業省傘下の公社などで、その他ミャンマー・ナショナル 航空も含まれるという。同委員会のキンチョー委員はこれら事業が国家財政を圧迫しており、国家と して損失を圧縮する方法を検討する必要があると述べた。
運輸・通信省傘下ではミャンマー国鉄は損失金額が 1,100 億チャット(=約 75 億 8,000 万円)と最 大で、水運公社が 100 億チャット(=約6億 8,900 万円)、郵便公社が 30 億チャット(=約2億 600 万 円)と続く。同委員は、国鉄事業では列車の運行時間、チケット販売方法などを変更したうえで国民 に浸透させ、損失を減らす取り組みを進めるべきであると指摘した。また前政権下の事業のうち実際 には利用していない施設があることも一因だという。同委員は「線路があっても列車が運行していな い。駅があっても線路がない。運輸・通信省はこれらを見直してどう立て直すかを検討すべきだ」と述 べた。
また工業省傘下では第3重工業公社の 400 億チャット(=約 27 億 5,600 万円)をはじめ、不採算事 業3件の損失金額が計 800 億チャット(=約 55 億 1,300 万円)にのぼる他、電力・エネルギー省傘下 では、電力配電公社が 400 億チャット(=約 27 億 5,600 万円)の損失が報告されている。不採算事 業9件では、費用が計1兆 7,000 億チャット(=約 1,171 億円)に対して収入が計1兆 4,000 億チャット (=約 964 億円)に留まっている。
(8月 24 日発行/7Day Daily 上の記事を再編集)

【編集部所感】

ミャンマーの国営事業のうち、かなり多くの分野が赤字経営になっている。31事業のうち 9件が赤字で、その合計額で日本円にして およそ 179億円と、なかなかの金額になっていることが明らかになった。
とりわけ赤字幅が大きい事業は、国鉄や電力配電公社、第3重工業公社で、いずれも数十億円にのぼっている。これらの赤字がなければ、国としてもう少しできることが増える。
現在、電力事業を民営化すべく動いていたり、各方面で赤字圧縮に向けた動きを取っている。それにしても、国家事業でこれだけの赤字が続いているのは、かなり厳しい状況だ。

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