ヤマトホールディングス、ミャンマー進出。将来的には小口配送マーケットへの進出も視野に。

【経済】ヤマト HD、小口配送マーケットに参入へ

(2018年6月11日 第788号)

 ヤマトホールディングスは、ミャンマーの店舗や個人向け小口配送マーケットに参入するため、合弁会社「ヤマト・グローバル・ロジスティクス・ミャンマー」をヤンゴン市に開設した。
開業式典で山内社長は「今後ミャンマーで小口運送を開始したい」とコメント。同社はタイ、マレーシア、シンガポールで同様のサービスを展開しており、それらのネットワークと経験を活用して東南アジアのマーケット拡大を見込んでいる。建築資材や部品の運送の他、水産製品や野菜の冷蔵車での配送サービスを予定しているが、サービス開始時期は明らかにされなかった。
同社は 2016 年にマレーシアの OTL グループを買収した。OTL はタイ・ベトナム経由でシンガポールから中国までをつなぐ巨大ネットワークを持っており、ミャンマーの新会社でもこれらを活用することができる。現在ミャンマーからタイへ接続する道路や税関ゲートの建設工事が行われている。
(6月8日発行/7Day Daily 上の記事を再編集)

【編集部所感】

ヤマトホールディングスが、ミャンマー進出すべく合弁会社を設立した。合弁相手は、Aye International Group。店舗や個人向けの小口配送マーケットも視野にいれての進出だ。過去のプレス発表では、[1] フォワーディング事業(航空、海上、陸上)[2] 海外引越事業[3] 倉庫事業となっていたが、今回の新聞報道では小口配送にも参入と書かれているが、それは今後の展望として語られた話。
近隣諸国でも同様のサービスを展開していることから、ヤマトは、東南アジア市場の開拓・拡大に関するノウハウは持ち合わせている。ミャンマーとなれば、また勝手が違う面もあるだろうけれど、日本で蓄えた圧倒的な知識と経験に加えて、東南アジア各国での知識と経験を武器に、市場を席巻する可能性も大いにある。
ミャンマーでは、今のところ 小口物流を専門に行う圧倒的な強者はいない状況。5年後、10年後を考えた時に、ヤマトが業界トップの立場に立っているのだろうか。サービスイン、さらには、その後の業務拡大の状況、いずれもウォッチし続けたい。決して便利とはいえない、ミャンマーの小口物流事情がガラリと変わっていくのだろうか。

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