タイ−ミャンマー友好橋の通行料徴収事業権、売買が成立


illustrated by Yuko-san

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 シャン州東部タチレク市に位置するタイ−ミャンマー第1および第2友好橋の2016-17年度の車両通行料徴収事業権の売買が成立した。同友好橋はインドネシアバリ島のデンパサールからイランのKhosraviからイラクへ抜ける地点までを結ぶアジアハイウェイ2号線の一部。

 これまで3度競争入札が試みられたがいずれも応札者ゼロで成立しておらず、決定方法を価格交渉制に切り替えた上での売買成立となった。成約額は2億2,150万チャット(=約2,080万円)。入札時の最低落札価格は3億1,000万チャット(=約2,910万円)だった。

 事業権を購入したレーメィトーさんは「この事業分野へは初参入。儲かるか損するかはなんとも言えない」と話している。

 昨年は密輸捜査の強化の煽りを受け同友好橋の交通量が減少。その煽りを受け現行年度の収益は赤字の見通し。