ミャンマーでコロナウイルスの感染が再燃

【社会】ミャンマーでコロナウイルスの感染が再燃

 ヤンゴンの医師によると、新型コロナウイルスのオミクロン株「BA.4」と「BA.5」の新規感染者が急増しているという。

 治療のために彼のクリニックに来る10人の患者のうち、8~9人がコロナウイルスに感染している。

 軍事評議会傘下の保健・スポーツ省も、9月1日から15日までに2,683人の感染が確認され、6人が死亡したと発表した。

 この数値は、軍事評議会の管理下にある病院・クリニックへの来院者を調べた結果であり、外部の病院の患者は含まれていない。

 現在、ミャンマーでは食糧危機が発生しており、低価格で販売されているパーム油の売り出しや、食料品や油などを寄付する場所にも人が殺到しているため、コロナ感染拡大が懸念されている。

 その上、生活必需品をはじめとする物価の高騰により、国民は日々の生活に追われ、コロナウイルスを予防できず、病気がさらに広がることに心配している。

 保健・スポーツ省は9月14日、ミャンマーでは3,000万人以上の成人と18歳未満の600万人がコロナウイルスワクチン接種を受けたと発表している。