ラカイン人僧侶ら、ミャンマー人への死刑判決の撤回をタイに要求

 2014年にタイのタオ島で発生した英国人殺害事件で、昨年12月にミャンマー人労働者2人に死刑判決が下されたことについて、3月9日約5,000人のラカイン族が在ミャンマータイ大使館に判決の撤回を求める要求書を提出した。

 判決を受けた二人はいずれもラカイン州出身。捜査には拷問による自白の強要や不適切なDNA鑑定など疑いの目が向けられている。

 要求書の内容は、タイの法律や裁判に対する批判ではないことを前提とし、ただ2人の命を救いたいという思いがあるということ、デモがミャンマー国内に限ってはいないこと、ミャンマー国民の心情をも汲み取ってほしいということが書かれている。同要求章はタイ国王に届けられるという。

 ラカイン僧侶会のバダンタツザタ僧侶は「ラカイン民族の僧侶は、道徳、整合性、尊厳を重んじる。タイ国王と首相も仏教徒で、私たち同様の考え方を持っているはず。この要求書に効果があることを期待している」と話した。

 在タイミャンマー大使館やタイ弁護士会は再審請求に向けて動き出している。