ロシアの対ミャンマー投資が0ドルに
【経済】ロシアの対ミャンマー投資が0ドルに

クーデター後、西側の制裁により国際企業は撤退し、軍事評議会はロシアとの関係を強化するためにミャンマーへの投資を呼び込んでいるが、まだ1ドルも流入していない。
2022年8月現在、920億米ドル以上に相当する海外投資のうち、ロシアが占める割合はわずか0.10%だ。ロシアの投資額は9400万ドルで、1988-89年以来最高となった。
クーデター後、ミンアウンライン最高司令官はロシアを3回訪問し、9月にロシアのウラジオストク市で開催された東方経済フォーラムで、鉱業、石油やガス産業、貿易部門への投資を呼びかけた。
軍事評議会は大臣やビジネスマンをロシアに派遣し、協力覚書も結んだ。
ある政治評論家は「クーデターから約2年、ロシアから新規投資の流入はなく、双方が合意したプロジェクトも、実現可能性の低い架空のプロジェクトだ。ロシア観光客も呼び込んでいるが、観光客はほとんど来ていない」と語った。
ストックホルム国際平和研究所によると、ミャンマー軍は、ベトナムに次いで、東南アジアでロシアからの軍事兵器を最大購入しているという。
現在の会計年度である2022~2023年の5か月間に、12億ドル以上の外国投資があり、シンガポール、中国とタイが最も多くの投資を行っている。