出国制限強化で労働者が困惑

【労働】軍事評議会の出国制限強化が労働者を直撃

 10月15日、軍事評議会は突然、海外で働くためにはPassport for Job(PJ)を申請する必要があり、OWICを持っている場合にのみ出国が許可されるとした。

 ミャンマーの出稼ぎ労働者によると、軍事評議会が渡航制限を強化したため、仕事のために飛行機で海外に行くことが難しくなったという。

 スマートカードとも呼ばれるOWICカードは、1999年に政府間合意(GtoG)に基づいて労働者を派遣するために使用されたものだが、現在海外で働いている人の多くは、カードを持ってなく、カードの存在も知らなかったと、シンガポールへの渡航を予定している労働者は語った。

 近年、シンガポールをはじめとする外国の雇用機関がミャンマー人労働者を直接雇用しているので、軍事評議会に税金が納められないためだと、彼は考えている。

 スマートカードがないために多くの労働者が出国を禁止され、今月も自分を含む100人以上の労働者がMAIのチャーター便でシンガポールに行くことを禁止されたという。

 コロナ期間にもかかわらず、何千人もの労働者が外国での仕事を希望しており、中には高利のローンを組んでいる者もいて、渡航計画が破綻すれば深刻な事態に陥る可能性がある。

 また、OWICカード保持者のみが出国を許されるので、一時帰国者や労働許可を取得した者、永住権(PR)を持っている人でも、出国が困難になる恐れがある。

 ミャンマーのパスポートには仕事用PJ、旅行用PVなど色々あり、以前はPVパスポートを持って海外で仕事をしたことがあるが、今後はそういうことはできなくなると、あるツアー事業者が語った。

 軍事クーデターで国際企業がミャンマーから撤退したため、多くの人が将来の仕事の機会を求めて海外移住の準備をしているという。