新政権与党、メディアの民営化を模索
新政権与党、国民民主連盟(NLD)は、国営放送局と国営新聞社を民営化することを検討しているという。2月21日ノボテルホテルで開かれたミャンマー・メディア発展会議の場で同党中央情報委員会および同党発行のディーライン誌編集者のモンユワアウンシンさんが明らかにした。
モンユワアウンシンさんは「NLDは、原則として国営メディアを認めない方針だ。政府見解だけを報道する形はありえないと考えている。現在ある国営メディアは合弁会社や株式会社としていずれ上場させるなど議論はあるが、民営化させる」と話した。
また「国営メディアの民営化は組織が大きいので一朝一夕にはいかない。とくに新聞社は従業員の数が多い」とも。
メディア協議会のティーハソー局長は「国営メディアの民営化は上場の方向へ。民営メディアの自由な報道の権利は平等に扱われるべき」と会議の場で話している。
情報省は現在、報道に関する法律を起草しているところ。情報省自体の再編も課題となっていて、ほかの省庁と合併させる、単独で残し大統領府の下につけるなどの案が出ている。
国軍が出資するミャワディ・テレビやミャワディ新聞の民営化については現在のところ話題に上っていない。