日本への出稼ぎ労働で手数料の法外な請求や詐取が多発
ミャンマー海外人材派遣企業協会(MOEAF)は、日本での就労をめぐるあっせん業で法外な仲介手数料の請求や金銭の詐取が多発していると注意を促した。
業者の一部にはライセンスを偽造している者も存在。被害者は増えているが騙されたことを恥じて報告されないケースが多いという。
同協会は正規業者の利用を強調。派遣先企業の面接に合格したことを前提として、労働省の法定仲介料=2,800米ドル(約31万5,000円)を支払うよう説いている。
また同協会は被害者救済についても言及。返金を求める活動を展開するという。
日本への職業あっせんについての労働省によるライセンシングは昨2015年に開始。出稼ぎ労働者はトレーニングビザだけで日本に入国できる様になっている。現在毎月100人ほどが日本での就労を目的として渡っていて、うち多くは農業や建築業に従事している。今後も増加が予想されている。