軍事評議会、外国からの借入金を返済しないように指示

【経済】軍事評議会、外国からの借入金を返済しないように指示

写真ーEPA

 軍事評議会は7月13日、銀行に対し、外国からの借入金の返済を停止するよう指示を出した。

 銀行界に近い人物は、利払いの停止は外国からの銀行融資に対するもので、国からのドル流出を抑制したいのだと結論付けた。

 ミャンマーに投資している外国企業は、海外からの借入金に依存して運営されているが、軍事評議会が返済を凍結したため、貸し出した側が元本の返済や利息を受け取れない状況になる。

 ある輸出入者は「ミャンマーの会社が長い時間をかけて築き上げた信頼が、軍事評議会の行為によって失われた。今後、医薬品、消費財、工業用原材料等の輸入品がさらに減少していくだろう。」と語った。

 結果として、輸入・送金などが違法な方法で行うしかないことになって、製品価格も値上げになる。