ATM vs モバイルマネー。2018年から他行への送金が可能になる、とMPUが発表。
【金融】2018 年から ATM カードで他行との送金が可能に
(2017年11月6日 第701号)
中央銀行主導の下、2018 年から、国内銀行各行から発行されているATM カード間での送金が可能になる事がミャンマー・ペイメント・ユニオン(MPU)により明らかになった。
現在ミャンマー国内で ATM カード利用者が 350 万人を超え、今後さらに増加する見込みがあるという。現在同じ銀行間でのみ送金が可能だが、今後他行や海外との取引も可能になるという。そのためのシステム構築と、新しい ATM 機の設置のための準備を各行が進めているという。
(11 月1日発行/The Voice 上の記事を再編集)
【編集部所感】
ミャンマーでは、銀行間を跨ぐ送金ができなかった。それが2018年からは、ATMカード間での送金が実現する、とのこと。ATMカード利用者は350万人を超えた、と、記事内にも記載がある。ミャンマー国民が5,000万人を超えていることを思えば、普及率にして10%未満と決して多くはないが、それ以前を考えれば、変わり目にあることが見て取れる。
このシステムに対応する新ATMの設置や、システム構築等、やることは山積みのようだが、金融サービスの利便性が高まりつつあるのは、一般消費者にとってはありがたい。
ミャンマー国内の金融サービスを思えば、銀行口座保有者を圧倒的に上回る、スマホの存在も外せない。こうしたスマホのプラットフォームを活かしたサービス開発も進みつつある。各通信事業者が競って提供するモバイルマネーの普及と、銀行サービスと、金融サービスの覇権をどこが握るのか、からも目が離せない。
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