タイの10分の1、ベトナムの4分の1の規模のミャンマー水産業の外貨収入は7億ドル超。
【経済】水産業から7億ドルを超える外貨収入
(2018年6月20日 第792号)

モン州農業・畜産・通信省のトゥンテー大臣は、2018 年度の水産業からの外貨収入が7億 1,100 万 米ドル(=約 787 億円)にのぼることを明らかにした。
同大臣は「ミャンマーは海水魚の漁獲事業がメインで、これまでよりも増えている。今後、タイやベトナムのように淡水・海水の魚やエビを養殖して海外へ輸出できるよう事業を発展させることが必要だ」 と語った。タイは 70 億ドル(=約 7,740 億円)、ベトナムは 30 億ドル(=約 3,320 億円)規模で水産事業を行っており、ミャンマーでも養殖事業を拡大する計画だという。
現在、モン州では魚の養殖事業を試験的に行っており、マレーシア企業と共同でエビ、カニの養殖も行っている同大臣は「養殖事業のために 200 エーカー(=約 81 ヘクタール)の土地を取得した。政府から取得したヤシ畑や田畑、海岸沿いの土地などが含まれ、自然に近い形で養殖事業を行う。 環境への影響がなく、我々も支援している」とコメントした。土地は 30 年契約で、州政府の許可を得て開発局へ引き渡し、事業軌道に乗れば 400 名から 500 名程度の雇用が想定される。
これまで水産事業による外貨収入は3億ドル(=約 332 億円)から5億ドル(=約 553 億円)にとどまっていたが、2018 年度は養殖事業や啓蒙活動にも取り組んでいくという。
(6月 17 日発行/Myanmar Times 上の記事を再編集)
同大臣は「ミャンマーは海水魚の漁獲事業がメインで、これまでよりも増えている。今後、タイやベトナムのように淡水・海水の魚やエビを養殖して海外へ輸出できるよう事業を発展させることが必要だ」 と語った。タイは 70 億ドル(=約 7,740 億円)、ベトナムは 30 億ドル(=約 3,320 億円)規模で水産事業を行っており、ミャンマーでも養殖事業を拡大する計画だという。
現在、モン州では魚の養殖事業を試験的に行っており、マレーシア企業と共同でエビ、カニの養殖も行っている同大臣は「養殖事業のために 200 エーカー(=約 81 ヘクタール)の土地を取得した。政府から取得したヤシ畑や田畑、海岸沿いの土地などが含まれ、自然に近い形で養殖事業を行う。 環境への影響がなく、我々も支援している」とコメントした。土地は 30 年契約で、州政府の許可を得て開発局へ引き渡し、事業軌道に乗れば 400 名から 500 名程度の雇用が想定される。
これまで水産事業による外貨収入は3億ドル(=約 332 億円)から5億ドル(=約 553 億円)にとどまっていたが、2018 年度は養殖事業や啓蒙活動にも取り組んでいくという。
(6月 17 日発行/Myanmar Times 上の記事を再編集)
【編集部所感】
先日の、農業に関する報道に続くのは、水産業に関する報道だ。2018年度の水産業からの外貨収入が 約787億円に達する見通しとのこと。
ミャンマーでは、水産業に従事する人の数も少なくない。バングラデシュの国境近くから、タイ国境まで、広い海岸線を保有するため、水産業へのポテンシャルも高い、と言われているが、その産業規模は近隣諸国に比して、まだまだ小さいのが現状だ。タイ 7,740億、ベトナム 3,320億 とそれぞれミャンマーの 約 10倍、約4倍の規模にあり、水産業への投資はそれほど大きくないのも現状だ。しかし、逆にいえば、ポテンシャルは、まだまだ大きいとも言える。
ミャンマーの水産業に目をつけた外国投資は既にはじまりつつある事も報道の中で触れられている。エビやカニの養殖産業が市場全体として拡大していけば、さらに当該分野に対して、外国投資が集まる事も期待される。
農業に加えて、水産業にも、ミャンマーの大きな可能性が見出されつつある。
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