MEHL社とキリン、相互訴訟を取り下げ
【経済】ミャンマービールに関するMEHL社とキリンの相互訴訟が取り下げられる

キリンホールディングスは9月21日、シンガポール裁判所に提起された、国軍系企業ミャンマー・エコノミック・ホールディングス(MEHL)と提携関係を解消するための訴訟を取り下げた。
同様に、日本経済新聞によると、MEHL社も同日、ミャンマー裁判所へのミャンマー・ブルワリー社の清算申請を取り下げたという。
キリンが保有するミャンマー・ブルワリーの株式51%をパートナー企業に224億円(1億5,580万ドル)で売却することを決定した3か月後、この訴訟が取り下げられた。
国軍系企業と合弁事業を行っているキリンは、2021年のクーデター後、ミャンマーの国内投資から撤退することを決定したが、MEHLとの和解には至らなかった。その結果、キリンはシンガポールで裁判所の判断を仰いだ。
MEHL社はまた、ミャンマー裁判所にミャンマー・ブルワリーの清算を申請したため、両者の長期にわたる争いが表面化することになった。
しかし、キリンの株式売却は依然として軍事評議会の承認が必要であり、相互訴訟が取り下げられた後にの状況については、まだ明らかになっていない。
ミャンマービールやアンダマンゴールドを含む7つのビール ブランドを製造・販売するミャンマー・ブルワリー社は、1994年に設立され、MEHLが49%、キリンが51%を所有している。