米マイクロソフト と ミャンマー企業のコラボで、デジタル化を推進。他を置き去りにできるか?!

【社会】米マイクロソフト、東南アジアでのデジタル化推進

(2017年10月2日 第686号)

 

 米マイクロソフトとミャンマー企業が共同で、東南アジアにおけるデジタル化を促進していくことが分 かった。
マイクロソフト東南アジア担当のミシェル・シモンズ氏は「我々の調査で分かったのは、アセアン地域の事業主の 91%が“データを素早く活用できることは事業にとって有効だ”と回答したが、“十分なデジタル戦略がある”と答えたのは 44%のみだった。我々としては現在起こっている技術革命によっ て東南アジアの経済に大きな変化をもたらし、パートナー企業の事業やビジネス、組織をデジタル化 することでより大きな成功をもたらす支援をすることができると考えている」とコメントした。
さらに同氏は、ミャンマーでは同社製品が急速に普及してきており、中小企業を含むミャンマー企業のデジタル化に貢献できていると述べた。
(9月 28 日発行/The Daily Eleven 上の記事を再編集)

【編集部所感】

東南アジアにおけるデジタル化の促進を、マイクロソフト社とミャンマー企業が共同で進めていく、との報道。
データの活用を含めた、デジタル化・IT化が 事業にとって有効である、と ほとんどの事業者は考えている。これは自明の理である。一方で、デジタル戦略不足であることも否めない。使った方がいいとは、わかっていても、どう使ったらいいのかわからない。もっといえば、そのためにどの程度の投資が必要なのか、といったものもわからない企業が多いのが実態だ。
そこにマイクロソフト社と、ミャンマー企業が 入り込もうとしている。
マイクロソフト社のミャンマーでのパートナーといえば、MIT社だ。同記事の中では具体的な企業名は触れられていない。
ミャンマーでは、ここ数年で急速に通信インフラの整備が進み、通信面だけを見れば、あっという間に世界的な水準に近付いている。ミャンマー企業がこの環境を使わない手はない。
これまでの積み上げがないだけに、ゼロベースから組み立てることも可能なのが、ミャンマーの魅力でもある。この機会をチャンスに変えて、一気にASEANの他国を置き去りにするのかもしれない。

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