ミャンマーのインターネット使用料金が月3億ドルで、おおよそ全国民の4人に1人が利用中で、市場規模は急速に拡大中。

【通信】ミャンマー、1カ月のインターネット使用料金が約3億ドル

(2018年8月20日 第818号)

ミャンマーのインターネット使用料金は1カ月約2億 5,000~3億米ドル(=約 277 億~332 億円)と 予測されており、ドル高と景気悪化の要因の一つと言われている。ラカイン州民族問題省のゾーエー マウン大臣が、8月 15 日開催の「デジタル時代の就職機会調査会」で話した。
全国で携帯電話用 SIM カード使用者数は約 1,900 万人、そのうち 65%がモバイルインターネット を使用している。1人当たり1カ月のデータ使用量は平均 5.6GB。
ミャンマーは、アジア太平洋地域における近年の通信分野の発展が最も進んだ国であり、フェイス ブック使用率トップ国リストにも入っている。
(8月 16 日発行/7Day Daily 上の記事を再編集)

【編集部所感】

ミャンマーのインターネット使用料金の合計が 1カ月で300億円 前後と予測される、との報道。
それが、ドル高と景気悪化の要因の1つ、というロジックについては、まったくもってわけがわからないが、かなり市場規模が拡大していることは、この報道からも明らかだ。現在、外資を含む4社が市場でシェア争いをしている。
SIMカードの発行枚数は既に 人口を超えているが、利用者数は 約 1,900万人。全国民の 35%前後(3人に1人)にあたる。モバイルインターネット利用者が SIMカード利用者の65%なので、全国民の25%弱(4人に1人)が、利用している計算になる。それだけ多くの人が、携帯電話を利用してインターネットを利用しているのが、ミャンマーの現状だ。この数字は、ミャンマー全土を対象にした場合であり、ヤンゴンを見れば、その数字はもっと高いだろうし、若い人に絞れば、さらに数値は上がるだろう。
いずれにせよ、ミャンマーの通信市場が急拡大していることは間違いない。ECサイトや求人サイト、ウェブメディアなど、プラットフォームをオンライン上に設けた各種事業も、徐々に伸びはじめ、プレーヤーが固まりつつある分野もある。
しかし、さらに、伸び続けることは間違いはなく、まだまだチャンスの多い分野であることは間違いなさそうだ。

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