ミャンマーの株式市場が活発化。外国人投資家向けの市場開放を前に株価 25%上昇の大きな動き。
【金融】8月に入って株価が上昇
(2019年8月23日 第971号)
8月1日から 19 日までに、ヤンゴン証券取引所(YSX)の株価が1株あたり4分の1程度上昇したこと がわかった。ミャンマー・ティラワ SEZ・ホールディングス(MTSH)の株価が8月1日時点の 3,350 チャ ット(=約 231 円)から 19 日昼頃までに 4,200 チャット(=約 290 円)まで上がった他、その他の銘柄も 200〜2,000 チャット(=約 13.8〜138 円)上昇した。また昨年1万チャット(=約 690 円)周辺まで下落した FMI 株は6月6日に1万 2,500 チャット(=約 863 円)まで回復した。
取引高が最も多かったのは5月の 14 億チャット(=約 9,665 万円)で、一方最も少なかった3月は3 億 9,600 万チャット(=約 2,730 万円)を記録した。年間では 2016 年の取引高が約 708 億チャット(= 約 48 億 9,000 万円)、2017 年が約 221 億チャット(=約 15 億 3,000 万円)、2018 年が約 110 億チャ ット(=約7億 5,900 万円)と最低を記録し、2019 年は7月までに約 60 億チャット(=約4億 1,400 万 円)となっている。
(8月 20 日発行/The Voice 上の記事を再編集)
【編集部所感】
ヤンゴン証券取引所の株価が 25%上昇しているとの報道。
証券取引所が設立されたのが 2015年 10月、2016年 3月25日にファースト・ミャンマー・インベストメント社が上場して以来、取引が開始された。これまでヤンゴン証券取引所の株価 MYANPIX は、右肩下がりの状況が続いてきた。
それが 2019年5月以降、徐々に株価の上昇がはじまり、8月に入ってからさらに株価が上昇している。
その要因として考えられるのが、外国人投資家向け、証券市場開放のニュース。外国人投資家が株を買うことができるようになれば、株価上昇も期待できる。それを見越して株式を購入している人が増えていると思われる。
まだ外国人投資家が株を買うことはできないが、買うことができるようになった先には、どのように株価が推移するのか、楽しみだ。一時的な盛り上がりになることなく、中長期的に続伸することに期待したい。
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