ネピドーで不動産市場が動き出した。各国大使館の移転と国際水準の大学建設の影響か。

【経済】ネピドー、不動産市場の動きが良化

(2018年4月27日 第769号)

※写真はネピドーの道路の様子。車の数は少なく、建物も少ない。

ネピドーで国際標準の大学を建設することが発表され建設地も決定したため、ネピドーの不動産市場の動きが良化した。
これまで不動産市場の動きが鈍かったが、2018 年に入ってから良化し水祭り中も不動産の販売があった。不動産投資家に販売を問合せることもあった。転売目的ではなく、自分が住むために購入する人が多い。
40 x 60 ft の土地価格はポッバティリ区で 2,000 万~3,000 万チャット(=約 163 万~244 万円)、 シュエキャピン区で 5,000 万チャット以上(=約 407 万円)、タピェーコン区で約1億チャット(=約 814 万円)。価格は以前から変化なく安定している。
新大学はダッキナティリ区の大使館ゾーンに建設される。地域の必要に合わせた科目を教えるという。
(4月 23 日発行/The Irrawaddy 上の記事を再編集)

【編集部所感】

ネピドーの不動産市場に動きが生まれてきた。韓国の投資を受けて、国際水準の大学をネピドーに建設される事が発表されていたが「建設用地決定」の動きも受けて、にわかに動き出したようだ。
もちろん、この大学の件だけではない。2月には、各国大使館をネピドーに移転との報道が流れ(こちら)、その後 幾つかの国が大使館用地の購入に着手。さらには、インターナショナルスクールがネピドーにも建設を検討、との報道も流れた。各国の大使館がネピドーへの移転に動き出せば、それに付随して多くの経済的な動きも生まれるだろう。
そうした動きを受けて、不動産市場が動き出したのだ。決して大学建設だけではなく、それ以上に大きいのは、各国大使館の移転だろう。日本や欧米諸国の大使館のネピドー移転に関する報道は、今の所聞いていないが、それも時間の問題だろう。
先日、民間によるミャンマー教育サービス分野への投資を許可との報道(こちら)もあった。ネピドーでの教育サービスも今後動いてくる可能性が高そうだ。
ヤンゴンの動きはもちろん、ネピドーの動きも見逃せない。

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