【ミャンマーニュース】ミャンマー初の乳腺クリニック開業
ミャンマーで初めての乳腺クリニック「CBLメディカル・センター」が、ヤンゴン市ダゴン郡区で9月30日に開業した。
シンガポールのパークウェイ・がんセンター(PCC)とヤンゴンのセンター・フォー・ベター・リビング(CBL)が同クリニックを共同設立。同クリニックではPCCやシンガポールのマウントエリザベス病院、乳腺外科医協会の医師、看護師、薬剤師と相談が可能だという。また、提携しているシンガポールのPCC及びパークウェイ病院で治療を受けることもできる。
ミャンマー人女性の乳がん罹患率は上昇しているが、毎年検査を行って治療を受けるなどの保健サービスは少ない。同クリニックでは、乳腺に関する症状を迅速かつ正確に診断できるため、がんになる前に治療できる。
世界保健機関(WHO)によると、ミャンマーでは年間6万人以上ががんを発症しているという。また、2012年に公表された統計サイトGLOBOCANの調査により、ミャンマー人女性で最も罹患者数が多いがんは乳がんであることが明らかとなっている。
(10月1日発行/The Daily Eleven上の記事を再編集)