ヤンゴン管区内で建築基準が変更へ。建物の高さ 7.5m以上は駐車場設置が義務付けへ。
【インフラ】YCDC、高さ 25ft 以上の建物に駐車場設置義務付けへ
(2018年1月19日 第730号)
ヤンゴン市開発委員会(YCDC)は、今後新たに建設される高さ 25 フィート(=約 7.5 メートル)以上の建物に対し、駐車場の設置を義務付けると発表した。
これまで駐車場の設置義務があったのは、高さ 50 フィート(=約 15 メートル)を超える建物だった。 しかし、路上駐車により市内の渋滞が悪化している現状を踏まえ、規定が見直されることとなった。
新たな規定は、2018 年1月以降に建設許可が出された建物に適用される。2017 年までに許可を取得し、2018 年に建設を行う建物は含まれない。
(1月 14 日発行/The Voice 上の記事を再編集)
【編集部所感】
渋滞緩和に向けた 規制強化の動き。ヤンゴン市開発委員会は、駐車場の設置義務基準を強化することを発表した。以前は、高さ15メートルを超える建物だけに義務付けられていた建設基準が、その半分の高さの7.5メートルの高さでも義務付けられることとなる。
2018年1月以降に建設許可が出された建物から適用となる、とのことだが、これにより 少しずつでも 路上駐車が減っていき、渋滞が緩和されることに期待したい。
渋滞緩和を目的とした路線バスの路線改定やルール改定、水上バスの運航開始、露店の撤去といった動きもあった。また、鉄道が本数を増やし、利用者が増加するなど、手を打ち、その成果も見えはじめてはいる。
とはいえ、まだまだ 渋滞が劇的に減ったとは言えない状況で、その渋滞の激しさに大きな変化はない。渋滞緩和に向けた対策には、ヤンゴン政府もかなりの手数を打っている。1つ1つの手が成果を生み、渋滞が減っていき、経済が循環する絵を期待したい。
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