POSCO、Shweガスプロジェクトの拡大を継続

【経済】POSCO、Shweガスプロジェクトの拡大を継続

 クーデターで国際企業が事業を終了し、ミャンマー撤退や投資の再検討などを行っているが、韓国のPOSCOグループは軍事評議会に利益をもたらすラカイン州沖のShweガスプロジェクトの拡大に取り組んでいるという。

 POSCOが発表した2021年第2四半期報告とMyanmar Nowが入手したデータによると中国に輸出するShweガスプロジェクトのプロジェクトは、第2段階で4億7300万米ドル、プロジェクト第3段階では3億1,500万米ドルの投資が見込まれている。

 プロジェクト第2段階によると、ラカイン州沖のA-3鉱区にあるShweガスプロジェクトではシュエとシュエピューという油田エリアに8ホールを掘削する。プロジェクト第3段階では主な生産プラットフォームに接続する石油とガス生産の低圧フォームを新たに建設して、生産井との連携を行う予定。

 コロナ影響で運用状況が不明だが、POSCOは通常の天然ガス生産に加え、プロジェクト第3段階も予定通り実施する可能性があると、ミャンマー石油ガス公社(MOGE)のアドバイザーが語った。

 クーデターの影響で、オーストラリアの石油大手ウッドサイド社はラカイン沿岸での石油開発を中止した。また、フランスの石油大手トタルと米国のシェブロンは、国際的な圧力を受けてMOGEとの合弁会社からの利益分配を停止した。

 ヤンゴンの関係者がMyanmar Nowに語ったところによると、韓国からの新しいスタッフが今月(10月)と11月に到着し、シュエ・ガス・プロジェクトで働くことになるという。

 2013年にミャンマーから中国への天然ガス供給を始めた同プロジェクトに、POSCOが51パーセント、韓国ガス公社KOGASが17パーセント、ミャンマー石油ガス公社(MOGE)が15パーセント、インド国営のONGCとインドガス公社GAILが8.5パーセントを出資している。

 POSCOの2021年第2四半期の報告書によると、同プロジェクトは2021年第1四半期に日量約5億7,000万立方フィートの天然ガスを生産し、304億ウォン(2,500万ドル以上)の利益を上げ、第2四半期に日量約5億2,000万立方フィートを生産し、377億ウォン(3,000万ドル以上)の利益を上げている。

 クーデター以前の推計によると、ミャンマー政府は、2020年から2021年にかけて、石油・ガス産業から2兆3,050億チャット(=約15億ドル)、国の総収入の約10%を受け取ったという。