PTTEPとペトロナス、イエタガン天然ガスプロジェクトから撤退へ

【経済】PTTEPとペトロナス、イエタガン天然ガスプロジェクトから撤退へ

写真ーEleven Media Group

 タイの石油・天然ガス開発会社PTTEPとマレーシアの国営石油ペトロナス社は4月29日に、ミャンマーのイエタガン天然ガスプロジェクトから撤退すると発表した。

 昨年のクーデター発生してから、ChevronとTotalEnergiesを含む多くの国際エネルギー会社が、ミャンマーから一斉に撤退している。

 ペトロナスの傘下企業であるCarigaliは、イエタガン天然ガスプロジェクトの41%の株式を保有し、PTTEPは。19.31%の株式を保有している。

 PTTEP最高経営責任者は、「この撤退は、国家のエネルギー安全保障を支えるプロジェクトに注力する同社の投資管理計画の一環である。」と4月29日に発表した。

 マルタバン湾に位置する24,130平方キロメートルのこのプロジェクトでは、天然ガスと液化天然ガスを生産している。

 現在、同プロジェクトには、日本のJX石油開発株式会社とミャンマー陸軍傘下のミャンマー石油ガス公社(MOGE)だけが残っている。