通信事業社とフェースブックの協力を得て、ミャンマー語フォントがユニコード化へ。IT市場活性化への大きな一歩。
【通信】スマホのフォントをユニコードに変更へ
(2019年6月12日 第940号)
通信局のミョースエ局長は、9月1月から通信事業社が提供している SMS、ウェブサイト、フェース ブックのミャンマー語フォントをユニコードに変更すると発表した。
2社は6月末、残る2社は8月にフォント変更への準備が完了する。10 月1日までに事前調査を行い、 8月と9月に試用開始予定だという。
ミャンマー・コンピュータ連盟(MCF)のトントゥヤテッ副会長は「利用者にとって便利になるように、ま ずは携帯会社が変更する必要がある。サムスン、ファーウェイは既に変更済みだ」と語った。
ユニコードが使用できない携帯電話については、MCF が支援するという。
(6月 10 日発行/7Day Daily 上の記事を再編集)
【編集部所感】
ミャンマーのIT市場にとって、非常大きな動きが起ころうとしている。通信事業者 と Facebook の2大プラットフォームが 9月 1日以降、完全に Unicodeへのシフトを開始する。報道によれば、現在、全面的な Unicode化に向けて各社が動いている、とのこと。
現在、ミャンマーでは 国際的な基準である Unicode でなく、Zawgyiという フォントが一般的に普及している。多くのスマホユーザーが持つスマートフォンには、Zawgyiフォントが入っており、ほとんどのユーザーが Zawgyi フォントを利用して、メッセージを送り、テキストを読んでいる。よって、Zawgyiフォントが中心となって、IT市場も形成されている。
世界的な検索プラットフォームである Google は、Zawgyi に適応していないため、ミャンマー語検索は、文字化けにより、ほぼヒットしない。そのためWebページなどは、ほぼ使われていないのが現状。
今回の動きのように、通信事業者・Facebook などが Unicode化を本気で推し進めれば、一気に Unicodeが根付いていく可能性がある。そして、Unicode化が進めば、Facebook一辺倒で課題の多かった Web市場に多くのビジネスチャンスが生まれ、市場全体が活性化していくだろう。
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