ヤンゴンバスサービスの運賃払いカード化は4月末から。それ以降は、車掌がバスからいなくなる?!

【社会】YBS の運賃支払い、4月末からカード方式に変更

(2017 年 2 月 22 日 第 592 号)

 ピョーミンテインヤンゴン管区首相は2月 17 日、ヤンゴンバスサービス(YBS)の運賃払いが今年4月末からカード方式に変更されるとことを記者会見で発表した。
この方式では、乗車時に乗車口でカードを切り、降車時にもう一度カードを切ることで行きたい地点までの距離に応じた料金を支払うことができるという。
同首相は「支払いに使われるカードは管区政府がすべて登録し、受け入銀行と結び付けられる。カードは誰でも発行することができ、バスでの支払いのほか電車、船、買い物などにも使えるようにする。4月末に運用開始できるよう準備を進めている」とコメント。
さらに管区政府はバス路線の改良を行い、GPS 搭載のすべてのバスを「Yangon Operator Team」という組織で管理するという。
250 カ所のバス停も4月中に完成するよう作業を進めている。車掌はバスには乗らず、バス停でのみ作業を行うようになるという。
(2月 18 日発行/Democracy Today 上の記事を再編集)

【編集部所感】

 これまで、何度も報じてきたヤンゴンバスサービスの話。さらに一歩先が見えてきた。運賃支払いは4月末からカードでの支払いに切り替わる。非接触端末での決済になるのだろうか。銀行とバスカードが紐付けられ、決済は、電車、船、買い物でも使えるようになる。予想通りの展開だ。
決済のプラットフォームをバスサービスに協力するAYA銀行が握る形になりそうだ。車掌は、バス停での作業することとなり、車掌の姿を見ることがなくなるようだ。
一方で、GPS搭載のバスを管理する組織が誕生するとのこと。仕事が変わっていく瞬間がここにある。人工知能で仕事が減る、と言われているが、物理的な仕事が減り、コンピュータで管理する仕事が生まれることがこの一文だけでもよくわかる。

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